ウォーターフォール開発かアジャイル開発か、手法の違いを理解しよう

メリット&デメリットは?アジャイル開発について

アジャイル開発のメリット&デメリット

アジャイル開発のメリット&デメリット

アジャイル開発のメリット

現代では不確実性が高いことがほとんどです。プロジェクトの途中で開発計画の見直しが必要になることも珍しくありません。コロナ前、ウォーターフォール開発で進めていたプロジェクトが順調に進んでいたものの、コロナの影響によって市場の状況が一変し、計画の変更を余儀なくされたという話も聞きます。長期的な計画を立てたとしても状況が大きく変わることは少なくありません。アジャイル開発では開発を小さな単位に区切って、計画と実施を繰り返して開発していく手法であるため、プロジェクトの土台がしっかりしていれば軌道修正が容易にできます。これは、経営上のリスクヘッジにも貢献します。
ウォーターフォール開発は、通常長期的な計画によって開発が進んでいきます。そのため、リリースのサイクルも長くなってしまいます。やっとリリースできてもユーザーから修正依頼があったり、もっとこうしたほうがいいといった要望があれば、また長期的な計画によって修正することになりかねません。アジャイル開発であれば2週間前後のサイクルでリリースを完了させていくので、順次改善をしていくことが可能です。
アジャイル開発ではリリース後に得た改善点を新しい価値に変えてスピード感をもってユーザーに届けることが可能です。ブラッシュアップを続けることで売上や利益向上に貢献できるでしょう。

アジャイル開発のデメリット

アジャイル開発は、長期的な計画を立てることはしません。現代のように不確実性が高い状況では長期計画を立てるよりも連続的または反復的に短期計画を繰り返すことが重要です。長期的な計画が必要なプロジェクトではアジャイル開発よりもウォーターフォール開発のほうが適しています。また、プロジェクトメンバーがウォーターフォール開発に慣れているのであれば、そこにアジャイル開発を導入するのはメンバーの疲労や反発を促すことにつながりかねません。プロジェクトマネージャーは十分な配慮が必要になるでしょう。アジャイル開発は新しい課題が次から次へと出てくることも珍しくありません。そのため、緊急で追加予算が必要になることも少なくありません。状況によって予算の増減が発生するので予算計画が立てにくいデメリットがあります。アジャイル開発のデメリットはメリットの裏返しでもあります。上記のような、長期的なスケジュールが立てられない、必要な予算計画が立てにくいといったデメリットがあることをよく理解してうまくプロジェクト運営に取り入れていきましょう。

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